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| 御坊市野口 前田 望(まえだのぞむ)さん (62歳) 就農年数44年。 ピーマン30a、とうがらし10a、水稲100aを栽培されています。 ピーマン部会副部会長。 |
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仲間と共に作り上げた 日本一のピーマン 「品質は、年々良くなってきている」と、自信を持って話すJA紀州中央ピーマン部会副部会長の前田望さん。18歳でご両親の跡を継ぎ、44年。就農2年後に、管内で初めてピーマン栽培に着手した先駆者です。 就農当時は、露地で水稲を中心にみかんやスイカを栽培していましたが、パイプハウスが普及し始めた時期でもあり、近所の仲間と2人で着手しました。 収穫したピーマンを袋詰めするのは手作業で、大変な労力が必要でした。そのため、規模を拡げることは出来ず、価格の安定していたナス栽培にも取り組んでいました。その後、生産者が増え始め、出荷場に袋詰め機械が導入されたのを機に、ナスの栽培を止めてピーマン一本に絞りました。 栽培品種は、『土佐黒潮』。果肉が厚く、濃い緑色が特徴です。今年は10月7日に定植を始めました。残暑とその後の雨の影響で、例年より4~5日遅れたのですが、その後は順調に生育しています。 出荷時期も少し遅れ、今年は11月上旬から始まる見込みで、12月には最盛期を迎え、7月末まで収穫期が続きます。 定植時だけに限りませんが、天候に大きく左右されるのが毎年の悩みです。中でも、定植時期に重なる台風。定植し、ビニールを張った直後に台風に見舞われると、何も打つ手がありません。 逆にやり甲斐を感じるのは、手塩にかけて育てたピーマンが良い価格で取り引きされた時です。ここ数年は価格が安定しており、満足のいく経営が出来ています。 京阪神の市場から近い距離にあるため、新鮮さには定評があり、「JA紀州中央のピーマンは、日本一高い評価をいただいている」と、農業の醍醐味を味わっています。 ピーマン栽培で最も大切なのは、『地力』。全ての圃場に有機肥料を入れ、『土作り』に力を注いでいます。今年は連作障害を防ぐため、病気に対する抵抗を持ったつぎ木の苗を初めて導入しました。 一本一本の樹を見ながら栽培しているため、側枝を止める作業など、常に手入れを行うパートさんの力も大きいそうです。 何よりも「品質の高さは、部会員の団結力と研究心が作り上げた成果」と語る前田さん。各年に行う他産地への視察に加え、女性部の積極的な活動など、家族総出で研究に取り組んでいます。どこかに良い情報があると聞けば、部会をあげてすぐに出向くなど、まとまりの良さと向上心は格別です。 素晴らしい仲間が出来たこと。それが農業を営む上でも、人生においても、貴重な財産となっています。残るは、後継者を作ること。それが最大の課題です。「跡継ぎを作るため、面白い農業を続けていきたい」と、座右の銘の通り、常に『前向き』に取り組んでいます。 |