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日高川町中津川   睦又 康全 (むつまた やすまさ)さん (36歳)

就農年数 13年。
菊 10a、カーネーション 20a、温州みかん 30a、梅 10a、水稲 20aを栽培されています。
睦又康全さん広報誌『はあとふる』2011年3月号掲載記事より

 失意の底から奮い立つ

高川町で菊の栽培に取り組む睦又康全さん。お彼岸を前に、忙しい時期を迎えています。


に出荷するこの菊は、寒さに強い『神馬』という品種。11月上旬に定植しました。

 蕾をつける頃までは施設の温度を18℃に設定し、芽欠きを行う頃までは15℃、その後は12℃程度で栽培が可能です。


場に育てるのは、暑さに強い品種『優花』。理想的な栽培温度25~30℃に保つため、真夏には、ハウスの中に風を入れたり、霧をかけたりする作業に追われます。

 気候に合わせた品種を選び、春と秋のお彼岸、8月のお盆、年末年始などの需要期の出荷を目指し、年間を通して栽培しています。


き栽培の中でも、菊は手がかかる品目。週1回の防除作業と、芽欠き作業が必要です。特に、芽欠きは、摘み取った跡、その傷の大きさでも品質の良し悪しが決まるため、繊細で慎重な作業の連続です。


又さんが就農したのは、23歳の時。主にカーネーション栽培に取り組む両親は、元々は父親がサラリーマンの兼業農家でしたが、中学生の頃から「自分で農業経営をしたい」と考え、園芸科の高校に進学しました。


校時代の恩師に勧められ、卒業後は愛知県の渥美半島で、5年間菊栽培の研修を受けました。

 菊の栽培に興味を持ったのは、やはり確実な需要があるからです。


修後に就農し、本格的に菊の栽培に取り組み始めた睦又さんですが、予想外の試練が・・・。バブルの崩壊に加え、台風による被害でパイプハウスが潰されてしまいました。

 失意の底に落とされ、農業を諦めて働きに出ようかとも考えたほどでしたが、「今までやってきたことをなんとか続けたい」「先祖代々の農業を受け継いでいきたい」と、奮い立ちました。

 鉄骨ハウスを建て、1からの経営。その時にかかった費用は、やっと近々返済し終える予定です。


「農業はしんどいけれど、楽しんでやっていきたい!」と、気持ちの面でも余裕が生まれてきました。

 働き盛りの今、「面積を増やしていきたい」と菊栽培に情熱を傾けています!

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