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御坊市湯川町財部    里上 徹(さとがみとおる)さん (43歳)
就農年数23年。 バラ23a、ハウスうすい5a、水稲70aを栽培されています。
JA紀州中央バラ部会長。
里上徹さん広報誌『はあとふる』2010年12月号掲載記事より

 高品質栽培へ
     飽くなき挑戦


秋も、ブライダルシーズンでバラの需要が高まりました。

 和歌山県内JA出荷量の50%を占めるJA紀州中央バラ部会。部会長の里上徹さんは、就農して20年になります。


時は、レタスやスイカ、かぼちゃなど露地野菜の栽培が中心でしたが、就農4~5年後に収益性の高いバラ栽培に着手。現在は、23aの施設で、ブライダル用に人気の高い白色の「プリンセス」やオレンジ色の「カルピディーム」、赤色の「サムライ」などを主力に、8品種を栽培しています。

 最盛期は、2日に1回1500~2000本を出荷。バラはどんどん成長してくるため、365日毎日のように花を切らなければなりません。


「長持ちした!と喜んでくれた時が、一番うれしい」と、笑顔で語る里上さん。

 バラを栽培する上で、最も重要視しているのは『品質』です。こまめな管理が何よりも大切で、手を抜くことは出来ません。秀品率アップのため、難題に向き合い、「日々努力!」と持ち前の向上心で絶えず品質を追求しています。

 今年の秋は、その成果がはっきりと現れました。


年出荷できるバラですが、夏の間は暑さで夏バテしてしまい、回復するには相当な時間が掛かります。今年の猛暑を乗り切るのは、本当に大変でしたが、試行錯誤で対策を取った結果、予想を上回るほど順調に生育しました。


の状態が、秋以降の生育に大きく影響を与えます。気候の良い季節には出荷量が増えるのですが、丈と太さ共にひときわ大きく、バランス良く生育しました。その上、害虫の発生も少なかったことから、今年は「これまで以上に高品質なバラを出荷出来ている」と自信たっぷりです。


穫する際にも、緊張感が必要。切り前の見極めが肝心です。目安は、花びらの咲き具合。咲き過ぎはもちろんのこと、蕾のまま早く切りすぎるとそれ以上は咲かず商品価値がなくなってしまうため、慎重に作業を進めます。


荷先は、大阪の株式会社なにわ花いちば。ウェブ販売が中心で、せりの2日前に予約を行う、予約販売に力を入れています。

 現在では主流になりつつある花き用バケット輸送容器(湿式輸送容器)、通称『花だるま』は、全国に先駆けてJA紀州中央バラ部会が作り上げたもの。部会あげてのヒートポンプ導入も、バラ部会が先頭を切って進めました。

 今後の課題は、これまで以上に品質を向上させること。


会員は6人と少数ですが、熱心さとまとまりの良さで、果敢に挑み続けています。

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