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| 日高川町中津川 寺﨑 嘉浩 (てらさきよしひろ)さん (71歳) 就農年数 50年、温州みかん 140a、晩柑類 30aを栽培されています。 15aのハウスで、昨年より「ゆら早生」、今年より「真鍋デコ」栽培に着手。日高川町農業者年金協会会長。 |
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幅広い情報を得て、チャンスを掴む! 知識は無駄にはなりません 寺﨑さんは 20歳の時、ご両親の跡を継ぎ就農されました。昭和 40年の構造改善事業で中津川地区一帯の水田が甘夏に改植され、平成3年にオレンジが輸入自由化となるまでは、みかんの全盛期でした。当時は寺﨑さんも農地を倍増されましたが、その後の減反政策のため、平成 5年からはハウスでスターチスなどの花き栽培を始められました。 ○新しい挑戦 原油価格高騰により採算が取れなくなってきた頃、ハウスで「ゆら早生」を栽培してはどうかという話を聞かれ、まだ誰も着手していない中で昨年より栽培を始められました。 加温の必要がなく水の管理が出来ること、成長が速いことなどメリットが多く、さらに鳥獣害防止の面で非常に有効とのことで、順調に成育しているそうです。 今年からは、関東方面で人気が出始めているという「真鍋デコ」の栽培にも取り組まれ、消費者ニーズの先取りをされています。 ○農業の苦労と喜び 構造改善事業での改植の時期は、寺﨑さんがご結婚された頃から、ちょうど子育ての時期でもありました。改植作業は労力的に大変きつかったそうですが「農業は努力すればそれだけ報われることを、身をもって経験しました。3人の子供たちは親の苦労を見ていたおかげで我慢強く育ち、今ではそれぞれしっかり家庭を守っています。若い時の苦労は、本当にしておくべきですね」と感慨深げです。 また「妻と一緒に働き、二人三脚で力を合わせ取り組めたこと、喜びも苦しみも共に味わえたことが、農業を営む上で最も幸せなことですね」と微笑まれます。今は御坊に住む5歳と1歳のお孫さんたちが遊びに来られるのが一番の楽しみだそうです。 ○高い志 現在、寺﨑さんは日高川町農業者年金協会の会長を務められています。過去には、農協の理事や柑橘部会長なども歴任されました。 数々の会議や研修、講演会などに積極的に参加することで、多方面の情報を得るよう心掛けておられ、中国の輸入野菜、世界の人口と食糧問題など、世界の動向にも目を向けられています。また読書家で、五木寛之さんの「日本人の食は栄養満点だが、心は栄養失調である」という言葉が印象に残っているとのことで、心豊かな日々を過ごせるよう望まれています。 寺﨑さんは「どんな内容でも、知識は無駄にはならない」とおっしゃいます。「ゆら早生」や「真鍋デコ」のハウス栽培挑戦も、情報収集を心掛けていらっしゃる中で知り得た話がきっかけでした。 また「後悔先に立たず」を格言にされていて「あの時 …しておけばよかった。…しなければよかった。と思いたくないんです」と強く語られます。和歌山と東京に住む息子さんたちが退職後帰って来られることを期待しつつ、今のうちに経営基盤を確立しておきたいと、自信と誇りを持って農業を営まれています。 寺﨑さんより、こちらでご紹介した以外にもたくさんのお話を伺い、視野を広げることはとても大事なことだと考えさせられました。 お宅の中にはツバメが巣を作っており、エサを運ぶため行ったり来たり・・・この光景で、寺﨑さんの優しさを感じることも出来ました。 「ゆら早生」「真鍋デコ」ハウス栽培の成功を、心より期待しています! |
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